今回ゲッチュ!取材班は休日の参杯や年中行事で賑わう門戸厄神にある東光寺をレポートしました。地元のみなさんからは厄神さんと呼ばれてる東光寺は厄除け祈願のお寺として広く親しまれています。1年を通して行事やイベントが盛んなお寺で、地元門戸商店街への協力でのイベントにも開放されているそうで町全体が明るく活気にあふれていました。
 住職の松田さんにお聞きしたところ門戸小学校(現:甲東小学校)として開校もされた歴史もあり昔から地元での密着度の高いお寺だと感じました。
東光寺のご住職、松田さんにお話を伺いました。 東光寺の境内 ご神体の厄神は「日本三体厄人明王」の一つで唯一現存するそうです。



大黒堂・愛染堂
 大黒天と愛染明王をお祀りしています。
 大黒天は大国主命になぞらえられて、円満なお顔の財福神として台所に祀られ、また七福神の一人で商売繁盛の仏様でもあります。当寺の大黒様は蓮の葉の帽子をかぶり、蓮の葉の台座に立っておられます。
 愛染明王は全身が赤色で愛情・愛欲を表し、煩悩そのまま菩堤心であることを悟らせ縁結びの本尊でもあります。


厄神堂
 日本三躰の厄神明王をお祀りしています。このお堂で一年間祈願者の厄除け開運諸願成就のご祈祷を行っています。


女厄坂
 女子の厄の年にちなんで33段になっている。階段の横にあるのは100円ショップで買ってきた籠です。ここにお賽銭入れにしています。
 徳島の薬王寺という有名な厄除の寺があるのですが、階段を下りる毎にお賽銭を置くことで自分の厄を落とすのだとか。それを知っている人が勝手に賽銭を置いていきお金で溢れかえるために籠を置いたそうです。

中楼門
 威厳のある構えで、入口には巨大な提灯がつられている。提灯には大村 昆さんの名前がありました。この中楼門に上がる両方の階段が女厄坂になっています。

延命魂
延命魂(根)(えんめいこん)は、高野山奥の院、弘法大師御廟近くの山道に、高さ60m、樹齢800年を経た老杉が天空にそびえ立ち、お大師様を守護しておりました。
 室生寺の5重搭を倒壊させた平成10年の台風の強風で、同じく倒木してしまいその生命をまっとうした杉根を高野山金剛峯寺よりお下げ賜った霊木です。
 800年もの永い間、幾千万人もの人々の祈りと神仏の魂がこもった霊木でありますので、延命や、病気平癒(全快)のご利益があります。「延命魂(根)にふれ、さわり、ご自分の体の悪い所、或いはお願いごとを祈念しておかげを頂くと良いそうです。
 3年前位に設置されました。

表門
 阪神淡路大震災で全壊しその後再見されました。男厄坂を登るとこの表門に来ます。


大師堂
 真言宗の宗祖弘法大師空海上人をお祀りしています。


薬師堂
 ご本尊薬師瑠璃光如来をお祀りしています。通称お薬師さん。その大願の一つに「私の名を聞けばいかなる病も悉く除かれ、身も心も安楽になる」といわれ、別名大医王とも呼ばれています。


男厄坂
 男子の厄の年にちなんで42段になっており一段づつ登る事で厄を落とすと言われています。また途中小厄の年にちなんで、25段で踊り場になっていることにも注目。南門から入るとこの男厄坂は見れません。表門の方へまわりましょう。
一泊(わんぱく)小僧修行
 一泊二日で”一泊(わんぱく)小僧修行”という

 東光寺では毎年7月30日〜31日の一泊二日で一泊(わんぱく)小僧修行という昨年で20回目になる夏休みの小学生向けの行事もされており(要参加料5,000円・先着50名)西宮だけではなく遠方からも参加される小学生も沢山いるとか。修行は楽しく般若心境を唱えるだけじゃなく肝だめしなんかもあって毎年応募者が沢山おられるそうです。
スイカを食べる小学生達、みんなで楽しそうな雰囲気が伝わってきます。 夜に境内で行われる「肝だめし」は、スタッフが色々と仕掛けをして子供達を怖がらせるのだとか。 ご住職の法話に聞き入る子供達は真剣そのものです。
子供達にお経(般若心経)を読ませます。みんな興味深々でお経を読んでいるようです。 子供達はこの時間だけ正座をします。慣れない正座ですがみんないっしょうけんめい。 最後に頂く修了証です。子供達は貴重な体験をし喜んでいたようです。
ラジオ体操

 夏休み期間中は境内でのラジオ体操も開催されています。震災前は騒音問題などで一時期中断していたようなのですが、震災後に復活し、近所の人々が大勢訪れるようです。朝6時30分から行われるのですが、その時間帯になると境内の広場が人で埋まるのだとか。
夏祭り

 8月19日には夏祭り(厄神祭)が開催されます。芸能ショーや出店など楽しいイベントが目白押しです。
 特に夜に行われるビンゴ大会は非常に盛り上がるそうです。1枚200円のビンゴカードを購入してのチャレンジですが、毎年東光寺に入りきらない参拝者が来るそうで、境内を見渡す限り人、人で埋め尽くされます。ちなみに2003年の一等の商品はテレビだったとか、ちなみにこの日の売り上げは慈善団体に寄付されるそうです。
人形供養祭

 東光寺は又人形を供養していただけるお寺としても知られています。役目を終えた人形はこの東光寺に集められ供養されます。その供養のときのイベントとしてタンスの奥にしまってある振袖を着て街中を歩くというものがあるそうです。年齢に関係なく参加できるようなので、お子様からおばあちゃんが楽しそうに着物を着て行列します。
この珍しい光景をおさめようとカメラマンがしきりにシャッターを切るようです。 もちろん子供の参加もOKです。かわいらしいですね。 何歳になっても女性は綺麗でいたい願望があるのでしょうね。
 東光寺では5月〜11月にかけて2ヶ月に1回、実行委員会の方や門戸商店街のみなさまが協力しあって「であい市」を開催されています。実行委員会の高橋さんに少しお話をお聞きしました。
 であい市は5年前から行われていまして第一日曜日に東光寺境内で行われています。第17回の5月は終わりましたが、第18回は7月4日に開催されます。(10:00〜15:00/雨天次回に順延)

 フリーマーケットが50〜60件ほど出店され屋台やイベントも沢山あり遠方からのご参加も多いようです。
 屋台は地元商店街の方が運営されており焼き鳥なんかもお店で食べるよりお安いお値段で食べれるそうで毎回賑わっておられるようです。7月のであい市は季節に合わせ七夕イベントをされるようで昨年は参加者のみなさんが短冊に願い事を書いて笹に付け住職が添え護摩にかけて8月に燃やすというイベントをされ盛り上がりました。秋以降も季節に合わせたイベントも考えておられ、学生さんの参加も呼びかけておられます。流行のメロンパン屋さんも普段より安いお値段でご協力されていますのでこれはかなりお得なイベントですよ。(7月以降年内の開催は9月5日と11月7日)

お問い合わせ:
であい市門戸厄神実行委員会事務所 TEL・FAX 0798-54-6733
 嵯峨天皇勅願所


西国薬師霊場第20番
西国愛染17霊場第2番
摂津国88ヶ所第76番

 
インフォメーション

●住所 西宮市門戸西町2番26号
●TEL TEL 0798-51-0268
●交通 
 【電車の場合】
 阪急今津線・門戸厄神駅下車、北西へ約700m
 阪急西宮北口からタクシーの便有

 【自動車の場合】
 国道43号線または国道2号線から国道171号線に入り
 門戸陸橋を渡らず西詰を300m北上、無料駐車場あり
 (普通車60台、バスも可[要事前連絡])
 特に1月〜2月は、車でのお越しはできるだけご遠慮下さい。

駅から徒歩5分
※駐車場有
●ホームページ:http://www.mondoyakujin.or.jp
年中行事
◆毎月19日   厄除け例祭
◆1月1日    新年祈祷祭
◆1月18・19日 厄除大祭
◆2月3日    星祭(節分)
◆4月13日    十三詣
◆4月19日    春季厄除祭
◆8月19日 厄神祭り
◆10月19日 秋季厄除け祭
◆11月15日 七五三詣
◆11月19日 人形供養
◆12月19日 納(おさめ)厄神
◆甲子(きのえ)の日 大黒天例祭

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