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 全国のえびす神社の総本社である西宮神社は、毎年9月21日〜23日の3日間、秋のお祭り「西宮まつり」をされています。このお祭りは、平成12年に震災復興記念として約400年ぶりに再興された、海上船渡御と9月22日の例祭、昭和29年に再興された陸渡御、神振行事を合わせて9月21日から23日までのお祭りを西宮まつりと称するそうです。

 西宮神社のおみこしが旧暦の8月22日に神戸市兵庫区の和田岬へ神幸していたことは治承4年(1180年)に中山忠親が記した日記「山槐記」や国宝『一遍上人絵伝』(1289年)などからも伺うことができます。その壮麗な祭礼の様子は、往路は、幾艘もの船を旗や幕で飾り、海上所狭しと連ね陸路六里(約24キロ)をその日の内に帰って来ることを産宮参りと言っていたようですが、約400前、織田信長による社領没収により廃絶してしまいました。

 再興第1回目の平成12年に、西宮浜周辺において念願の海上船渡御を復興され、翌年の第2回目は平安時代後期の歌集『散木弃歌集(さんぼくきかしゅう)』の中に詠まれている『かざまつり』の古儀も再興されました。3回目の平成14年には、供奉船の内の1隻(産宮参船)が古儀に基づき神戸の和田岬へ渡り、上陸の後、行列を整えてゆかりの和田神社と三石神社へ参拝しました。4回目の平成15年からは産宮参船は二隻になったそうです。今年(平成18年)で7回目を迎えました。

 「かざまつり」は『散木歌集』によると、当時西宮の神は大風を吹かせる神として恐れられていたようです。 現在ほど航海技術の発達している時代であっても、航海中の暴風は命取りになります。「かざまつり」の斎行には、風災を鎮めんとする西宮の人々の切なる願いがあったに違いありません。

はね橋(御前浜橋)を通りぬける、船団を見学するのは、すごく壮観です。(写真提供:西宮神社)

色とりどりな旗や幕で飾られた、御座船の上に固定された神輿。秋晴れのお祭り日和でした。

 船渡御再興から、今年(平成18年)で6回目になる「かざまつり」、出港場所の、新西宮ヨットハーバー(西宮市西宮浜)にて、色とりどりに装飾された十数隻の船団が停泊していました。それでは、船渡御の船団の一部を紹介します。

御座船 童男八乙女船 委員長、楽人船
供奉者船 先祓船 船上で「龍の舞」を踊る大阪から奉
納した天神祭の人形船は楽しそう!
 他にも、無料見学用の大型船キャプテンラインのクルーザー「キャプテン・クック号」と「キャプテン・シルバー号」などが、桟橋の両サイドにびっしりと停泊し、昨年から奉納された、大阪天満宮の天神祭「人形船」の囃子の音が船渡御を盛り上げ、桟橋自体が楽しい雰囲気で賑やかでした。

 ちなみに、人形船講のシンボルである千成瓢箪が積まれた「千成船」では、鉦・大小太鼓の地車囃子に合わせて踊り手が指を曲げ、手や体をくねらせる舞は、昇竜を表現しているそうです。

 昨年(平成17年)より西宮まつり御旅所祭にて、童女神楽が奉納されるようになり、今年は用海地区から選ばれた9歳から12歳までの小学生の8名の女の子が奉仕されるようになり、今年も元気な童女さんが陸渡御の行列参に奉仕し、続けて船渡御にも奉仕されていました。しっとり艶やかな八乙女さんも船渡御に奉仕され、ギャル神輿を奉仕された元気いっぱいの夙川学院短期大学の皆さんは、クルーザーのような船で、楽しそうに盛り上がっていました。
日本盛本社に設けられた御旅所に
て神楽「奉栄の舞」奉奏の童女さん。
こちらの4名の童女さんは、カメラを向
けたら、しっかりピース!
八乙女さんは、さすがに艶やか!無
理をお願いして、お決まりのパチリ!
ギャル神輿の夙川学院短期大学の
みなさんと先生。元気いっぱい♪
太鼓を鳴らしながら布団神輿が到着。
今年から復興された特殊なお神輿。
出発前の船に安全祈願をされている
、西宮神社の堀川さん。
 それでは、船渡御「かざまつり」の雰囲気を、写真にてお伝えいたします。今回西宮神社様の、御好意にてゲッチュ!取材スタッフは、プレス船に同船させて頂き、祭事の雰囲気を取材させていただきました。船団の順番は、先祓船、委員長・楽人船、御座船、童男・八乙女船、八乙女船、供奉者船の順で斎行します。

 秋晴れの新西宮ヨットハーバーから出港し、西宮浜を一周する、船渡御「かざまつり」のレポートをご覧下さい。

14:20、新西宮ヨットハーバーを出港
先祓船では、斎行中は安全祈願。
6隻の船団を先頭にドンドンと沖に出て行きます。 夙川学院短期大学のみなさんのクルーザーは元気よく手を振っています。
御座船も、ゆっくりと進んでいます。
回りは静粛な雰囲気でした。
童男八乙女船も、ゆったり後を追います。 14:30、阪神高速の神戸方面側の橋
を通りぬけ。
プレス船が先回りして全体を撮影。
壮大な感じでした。
人形船が、各船の回りを元気良く周り、船上では女性が龍の舞を! はね橋に近づいてきました。各船が、ゆっくりと停まります。
14:40、御前浜沖の祭場にて、かざまつりの古儀が斎行。 15:10、はね橋が開き、通りぬけ。船上から見ると、迫力がありました。 すぐに、西宮大橋の通りぬけ。橋の上から、見学される方が多いです。
無料見学者さん用の大型船もはね橋を通りぬけ。橋の角度が凄い! 阪神高速の大阪側の西宮港大橋を通りぬけるともうすぐヨットハーバー 無事御着。ゲッチュ!スタッフも感動の祭事でした。
ヨットハーバーに着くとお神輿から移動されるのは御神体。慎重に。。。 桟橋から行列にて芝生付近の特設箇所へ移動。 無事、神輿に御神体が移され神社に戻ります。

 今回特別に、プレス船に乗って密着レポートをさせていただいた、ゲッチュ!スタッフが、平成18年度の船渡御「かざまつり」のコースをお伝えいたします。各橋を通りぬけした時間を撮影時間より検証。今後の見学のお役に立てばと思います。「かざまつり」を本格的に体感したい方は是非、クルーザーに乗って見学してみてはいかがですか?きっと、約700年前のいにしえの、浪漫を体感できるのではないでしょうか。

コース
(1)14:20頃、新西宮ヨットハーバー発

(2)14:30頃、阪神高速西側通りぬけ。

(3)14:40頃、はね橋西側にて「かざまつり」
         を斎行。(約10分位)

(4)15:10頃、はね橋(御前浜橋)通りぬけ。
         御前浜と西宮浜総合公園の
         当たりが見学ポイントです。

(5)15:20頃、西宮大橋通りぬけ。
         大橋の上から見るのは壮観!
         車に気をつけてください。

(6)15:30頃、西宮港大橋通りぬけ。

(7)15:40頃、新西宮ヨットハーバー着

 ※新西宮ヨットハーバー、周辺道路は駐車禁止です。また、ゴミのポイ捨てなどマナーに気をつけて見学してネ!
西宮神社境内に戻ると、露店も少なく地域のお祭りの良さが出ています 布団神輿が戻ってきました。頑張れ〜! 元気なギャル神輿も到着。本殿まであと少し!
童女のみなさんは、ちょっとお疲れかな? 八乙女のみなさん。小さな子供さんが憧れの視線で見ていました。 お神輿も到着!毎年、お神輿の担ぎ手を募集しており、大人気です。
わっしょい!と元気よく本殿に入るお神輿。お疲れさまでした。 いつまでも、賑やかな布団神輿。太鼓は小さな子供が敲いていました。 本殿では、還御祭が行われ、今年の「西宮まつり」も無事終了しました。
インフォメーション
西宮まつり:9月21日〜23日
 21日:宵宮祭
     ・だんじり巡行
     ・奉納演芸会(境内特設舞台)
 22日:例祭
     ・稚児行列
     ・子ども樽みこし
     ・だんじり巡行
 23日:みこし渡御
     ・陸渡御
     ・船渡御:新西宮ヨットハーバー
     ・和田岬参拝:〃〜産宮参船が和田岬へ参拝
     ・だんじり巡行
●交通 阪神電鉄西宮駅から徒歩5分、
●住所 〒662-0974 西宮市社家町1-17
●TEL. 0798-33-0321
●西宮神社 社報「西宮えびす」ホームページ:
http://www.decca-japan.com/nishinomiya_ebisu/

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